いよいよ万博が開催し、盛り上がる大阪をご紹介いたします。
【大阪万博 経済効果は?】
開催された大阪・関西万博の経済波及効果は、約2兆9,000億円とされています。
特に、大阪府内では約1.6兆円の経済効果が見込まれており、これは国全体の効果の約半分に相当します。
また、万博と統合型リゾート(IR)を合わせた経済効果の試算では、最大で2.6兆円に達するとの見方もあり、万博開催後も、IRの開業により年間1兆円以上の経済効果が期待されています。
このように、大阪・関西万博は地域経済に大きな影響を与えるとともに、観光、雇用、インフラ整備など多方面での波及効果が期待されています。
IRってなに?
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IR(Integrated Resort/統合型リゾート)とは、カジノだけでなく、ホテル・ショッピングモール・国際会議場(MICE)・エンタメ施設・レストランなど、観光・ビジネス・娯楽の機能を一体的に備えた大型施設のことです。
今後注目されている、日本のIRでは、
・インバウンド(訪日外国人観光客)を増やす
・地域経済を活性化させる
・国際会議の誘致を進める
…などの狙いがあります。
2029年に大阪・夢洲(ゆめしま)に建設予定です。
【大阪にカジノが出来ることによるインバウンド効果は?】
大阪に統合型リゾート(IR)、具体的にはカジノを含む大型複合施設が開業されると、訪日外国人観光客(インバウンド)の増加が期待されます。
IR開業によるインバウンド効果の期待
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年間来訪者数の増加:IR開業年の2029年には、年間約2,000万人の来訪者を見込んでいます。
経済波及効果:IRによる経済波及効果は年間約1兆1,400億円と試算されています。
雇用創出:IR開業により、約9.3万人の雇用が創出される見込みです。
IRによる観光促進策
観光情報センターの設置:最新技術を活用した観光情報提供や、専門人材による案内を通じて、府内・関西、さらには日本各地への観光客誘致を図ります。
送客施設の整備:大規模なバスターミナルやフェリーターミナルを整備し、アクセス機能を強化します。
【カジノがあるエリアは観光客が増える?】
カジノを中心とした統合型リゾート(IR)が設置されるエリアでは、観光客数の増加が期待されます。世界各国の事例を見ても、カジノ導入が観光業に与えるポジティブな影響が確認されています。
マカオの事例: マカオでは、カジノ収入が急増し、観光客が増加しています。例えば、2023年10月のカジノ総収入は前年同月比400%増加し、新型コロナウイルス禍前の水準の74%まで回復しました。
シンガポールの事例: シンガポールは2010年にカジノを導入し、その後観光客数が185%増加するなど、経済効果を上げています。
ラスベガスの事例: ラスベガスは、カジノを中心としたエンターテイメントで知られ、世界的な観光都市として発展しています。
これらの事例から、カジノを中心としたIR施設の導入は、観光客の増加や経済効果をもたらす可能性が高いことが示されています。
IRは、大阪湾の人工島「夢洲」に設置され、近隣にはユニバーサル・スタジオ・ジャパンも位置しています。これらの施設相乗効果により、さらなる観光客増加が期待されます。
まとめ
IRの開業は、大阪の観光資源を拡充し、インバウンド需要の増加に寄与するとともに、経済的な波及効果や雇用創出にもつながると予測されています。