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スタッフ日記

2020.02.24

民泊運営で出たゴミについて

皆さんこんにちは。
スリーアローズ部屋バル、管理部の萩原です!

民泊許可物件も取り扱っている管理部の視点から民泊について読者様へお話しできればと思います。

本日のテーマを考えた結果、本日は民泊のゴミ回収のお話です。

多くのホスト様は賃貸物件を借りて民泊を営業するわけです。
普通のマンションや戸建てにゲストを宿泊させ、そのゲストがゴミを出したとします。
ゴミの内容は、お弁当のごみだったりお土産の袋だったり、一般的な家庭ごみだとします。

けれども一般ごみではない!というところがポイントです。

ゴミは大きく2つに分けられています。
・家庭系ごみ
・事業系ごみ

家庭系ごみは一般家庭から出るゴミで、一般廃棄物に該当します。
事業系ごみは事業者から出るゴミで、排出業者には責任があります。

事業系ごみは更に
・産業廃棄物
・事業系一般廃棄物
に分けられており、民泊物件から出るゴミは事業系一般廃棄物となります。

つまり、民泊を運営して、その中で発生したごみは、民泊事業をしている業者に責任があるということです。

では、ホストが自分でゴミを回収して事業用のごみシールを貼ってゴミ置き場に出せばいいのか?

残念ながらそれでは罰せられてしまうのです。
廃棄物処理法違反となり、結構重い罰となっています。
5年以下の懲役か1千万円以下の罰金、またはその両方が科せられる可能性があるのです。

廃棄物処理法の中で、
事業者はゴミが出たら自分で処理、もしくは処理の許可を持つものに頼んで処理」と定められています。

え?だから、自分でシール貼ってゴミ置き場にもって行けばいいでしょう?

ところが、一般的なゴミ集積所は、市や区などの自治体が設置している場所で、市や区から委託された業者が回収しています。
つまり、一般市民用の行政サービスです。

いくらシールを貼っていても、市民向けのためのごみ集積所には、民泊事業のごみを出してはいけないのです。

更に、ゴミを運搬するにも処分するにも許可番号が必要なので、誰でも彼でもがゴミ回収ができるわけではありません。

民泊を運営する際には、清掃業者にゴミの回収もしているか?と確認しておくことで
のちのちのトラブルを回避できるかも知れません。

民泊も一般居住者もいる物件では、ゲストが勝手にゴミ置き場に捨ててしまうという事もよくあります。
ゲストに悪気はなくても、罰せられるのは民泊を運営しているホストさんになります。

運営している居室内にごみの捨て方に関して案内をすることももちろんですし場合によっては玄関にゴミ箱を設置するなどの対応が必要です。

知らない。では済まされないことですので、運営開始前にはしっかり準備が必要です。

以上、本日は民泊のごみについてお話をさせていただきました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!