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スタッフ日記

2021.06.26

駅から物件までの距離は売却にどう関係あるのか。

自分の持っている物件を売却しようと考えた時に、査定の仕方など気になってくると思います。

築年数や、路線価、平米数など色々な査定内容がありますが、駅から物件までの距離や時間なども、査定するにはだいぶ重要なポイントになってきます。

今回は、駅からの物件までの距離がどう売却金額に影響してくるかを書いていこうと思います。

よく物件を探す時に、「駅から徒歩○○分」などと書かれていますが、不動産広告においては「徒歩1分の距離は80m」と基準が定められています。

駅からの距離が「1~5分」の「駅近」な物件における平均平方メートル単価61.3万円を100とした時に、「6~10分」の57.2万円は約7%の下落となり、「11~15分」の48.4万円は約20%の下落、「16分以上」は約35%の下落と、平均平方メートル単価に開きが出てきます。

駅からの距離が離れていてもマンションの平均面積に大きな変化がないため、駅に近いほど売却価格が高額になる傾向があります。もし、「駅から遠くても広いところに住みたい」という人が多かった場合、売却データにそのような変化があると思われますが、「広い部屋よりも駅に近いマンションに住みたい」という傾向のほうが強いと言って良いのかもしれませんね。

また近年では、バスでの移動が必要な場所で新たに建築されるマンションは減少しており、駅からの距離が新築マンション販売において重要な条件の1つとなっています。
東京カンテイの「首都圏 新築・中古マンション市場に関するプレスリリース」によると、駅から徒歩15分を超える新築マンションの供給シェアは、2011年の6.6%に対して2016年は3.0%と減少となっています。

この様なことから駅から離れたマンションの売却については、希望する金額での売却が難しい場合もあります。

築年数や、路線価なども重要な査定ポイントではありますが、それと同じぐらい駅から物件までの距離も重要なポイントになってきます。
 
不動産売買を考えた時には、この様なことも少し頭に入れておくといいかもしれませんね!